食道がんの診断・治療

◇ 診 断

X線と食道鏡による検査が、診断をつける柱である。しかし両者とも目で見て判断するので、ある程度の大きさでないと見つからない。直系1〜3aぐらいに大きくなっても、早期の転移していないうちならば、手術で絶対再発しないように治せるので、なんとかこの時期に見つけたいものである。そのためには自分の健康状態のちょっとした変化にもじゅうぶん注意を払う事が大切で、何の症状もないうちから経験豊かな医師にからだを預け、年に2回くらい、肺や胃とともに定期的に検査を受けるのがもっとも確実な早期発見法である。

◇ 治 療

食道がんの治療は手術か放射線療法、または両者の併用療法のみで、薬はまだ無いといっても言い過ぎではない。

手術 頸部食道がんの場合は、すぐに喉頭に浸潤するので、喉頭を声帯といっしょに切除しなければならないことが多い。放射線治療ではこのような心配は少ないが、再発することがある。
しかし、からだの表面に近いので放射線も届きやすく、効果があるので、現在では放射線療法がまず行なわれて、その後に手術を行なっている。胸部食道がんの場合は、まず手術である。
死亡率もゼロに近く、かなり治るようになってきた。下部食道噴門がんの場合も手術第一だが、もともと食道がんであることがハッキリしているときは照射を行なってから手術することが多い。

放射線療法 がんの部分に強烈な放射線を集中し、しかも副作用を非常に少なくする事ができるようになってきた。しかし、がんの進み方によってはがんの転移までも含めて照射するのは難しく、また、無理に大量な放射線をかけると、出血、穿孔などの副作用の起こる危険もある。
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