胃がんの早期発見と診断

◇胃がんの早期発見

がんの初期では大多数が無症状なので、症状にとらわれていると早期発見はおろか手遅れになることが少なくない。
がんは、胃集団検診では約500人に1人の割合で発見されるから、40歳を過ぎた人は、胃症状の有無にかかわらず、少なくとも1年か2年に1度は定期的な検診を受ける必要がある。
がんの早期発見に役立つ検査としては、胃X線検査、胃内視鏡検査、胃細胞診・生検の3つがあり、まずX線検査で疑わしい部位があったならば胃内視鏡検査をし、さらに胃細胞診・生検をする必要がある。


◇胃がんの診断

がんの疑いがある場合は、一般に胃X線検査、胃内視鏡検査、胃細胞診・生検の3つの検査を併用する。

胃X線検査 胃がんを発見するだけでなく、切除手術が可能かどうかを決定するのに役立つ。

胃内視鏡検査 直接に胃粘膜のがんによる変化を発見する方法で、胃カメラ検査、胃鏡検査が最も広く用いられている。胃カメラというと、口から小指程度の太さの胃カメラを入れ、患者にとって非常に苦痛の伴うものであったが、最近ではかなり細い管になり、鼻から入れるものがわりと一般的となっており、それによって苦痛も軽減されている。

胃細胞診 胃壁をゴム袋でこすってその表面についている細胞を洗い落とすか、胃壁を洗浄した液から細胞を集め、顕微鏡でがん細胞を発見する方法で、直接的で、しかも決定的な検査法である。

生検 胃内視鏡で観察しながら胃がんが疑われる部位から胃粘膜の一部分を採取し、顕微鏡でがん細胞を証明する方法で、確実な診断法として用いられている。ことに胃ポリープや胃潰瘍のがん性変化を知るのにもっとも確実な診断法である。
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